正反対の心理状態を繰り返す病気です。昔は躁うつ病と言われていました。著しく気分が高揚する躁状態と、意欲が低下して憂うつになるうつ状態という正反対の心理状態を繰り返す(2つの極)ことからそう呼ばれています。躁状態とうつ状態の間は、正常な状態になることが多いのですが、稀に正常な状態になることなく、躁とうつの状態が交互に現れる場合もあります。うつ病であれば、うつ症状だけが現れますが、双極性障害では躁とうつの両方の症状を繰り返します。躁状態だけというのはまれと言われています。
躁とうつの主な症状
躁
不自然なまでの高揚感が持続し、「自分は偉い」「自分はすごい」という気持ち(万能感)が強くなります。体じゅうがエネルギーに満ち溢れたように感じられ、上機嫌でおしゃべりになったり、様々な考えが次から次へと湧き出て、じっとしていられなくなったりします。ただ、気持ちは高揚していますが、決して幸福な気分に浸っているわけではありません。また、本人に病識は無く、自分の思考や行動が異常なことには気づきません。
うつ
躁状態とは対極的な症状で、気分がひどく落ち込み、憂うつな気分が続きます。何をしても「楽しい」と感じられなくなったり、億劫で何も手につかなくなったりします。身体面でも、眠れない、食欲が無い、疲れやすいなどの症状が現れます。さらに、物事を悲観的に考えがちになり、自殺を考えたりすることもあります。こうしたうつ状態は、単なる気分の落ち込みによるものではなく、心のエネルギーが低下しているために起こるのです。
当院での治療
気分安定薬や抗精神病薬による薬物療法が中心となります。うつ状態の時であっても原則として抗うつ薬は用いません。躁状態を惹起することがあるからです。目標は躁病相とうつ病相の波を小さくすることです。また同時に、不適切な考え方や行動を、うまく訂正していけるよう一緒に考えていくことで、患者様ご自身で感情を制御し、ストレスが軽減できるよう訓練します。
クリニック概要
- 医院名:
金町駅前心療内科かわせみクリニック - 診療科目:
精神科、心療内科、内科 - 住所:
東京都葛飾区東金町1丁目43-9KHBe5ビル3F
1階 服部不動産様が目印です - アクセス:
JR常磐線・東京メトロ千代田線 金町駅北口徒歩1分
京成金町線 京成金町駅 徒歩2分 - 電話:03-3600-5550 当院からの返信用:070-9046-5550
- 院長名:今井雅広
- 医療機能:
指定自立支援医療機関、生活保護法指定医療機関、
保険医療機関
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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